TFKコンサルティングの各サービスの根底には、日本と世界を豊かにするイノベーションを担う人材育成と企業カルチャーの醸成を実現するための知識創造理論をベースにしたオリジナルの思想とフレームワークがあります。
Thought Leadership 01知識創造理論

知識創造理論とは、一橋大学名誉教授であられた故野中郁次郎先生が提唱された世界的なイノベーション理論です。個人や組織が持つ思い(Belief)を基に、知識(Knowledge)を発見・整理・共有し、新しい価値を生み出すプロセスを体系化した日本発の理論です。暗黙知と形式知の往還運動のSECI(セキ)モデルをベースとして活用し、経験やスキルを組織全体、社会全体で創造していくことで、真善美に通じるイノベーションや持続的成長の基盤を築きます。よりよい日本および世界の実現に必須の考え方と言えましょう。
私は、先生との40年来の研究活動とコンサルティングを通じて、知識創造理論の人材マネジメントや企業風土改革への適用を進め、人と企業の知識創造力の向上を支援してきました。また多摩大学大学院の研究科長として、知識創造リーダーの基本的資質であるイノベーターシップを基軸に大学大学院のカリキュラムの抜本的改革を行い、知識創造理論の普及に努めています。一人でも多くの方が知識創造理論を学んでいただけるような講演や研修を行っています。
Thought Leadership 02イノベーターシップ
イノベーターシップは、一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生と私が創造し提唱している概念です。
イノベーションとは新しい価値を生み出し、社会に大きなインパクトを与える活動であり、単なる新製品の技術開発だけではなく、新しい社会づくりを担うビジョンと社会の意識変革までも視野に入れた広範な活動です。
そのような活動をリードしイノベーションを起こしていく熱い思いと実践的な知恵(Practical wisdom)を持った人材の資質が「イノベーターシップ」であり、イノベーション企業はイノベーターシップを持つ人材を増やしていくことが不可欠です。
その習得には通常の業務を超えた経験や学習が必要であり、5つの力である「未来構想力」「実践知」「突破力」「パイ型ベース」「場づくり力」の各要素を意図的に伸ばしていくことによってはじめてイノベーターを育成していくことができます。
Thought Leadership 03MBB(思いのマネジメント)
Management by Beliefの略で「思いのマネジメント」と訳されるマネジメント手法の一つであり、一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏、IMD教授の一條和生氏と私が創造し提唱している概念です。
単なる数字目標を無目的的に追いかける乾いた成果主義と目標管理(MBO)に替わるマネジメントの方策として、パーパス経営や無形資産重視の流れの中で定着し始めています。
MBBの特徴は、一人ひとりの持つ「思い」を大切にしている点です。個人・組織が持つ思いや夢を『思いのピラミッド』を使って表出化し、上司と部下やチームメンバーが確認し自分たちの思いとして共創した上で、それを実現するためのマネジメントを指します。
それぞれの持つ思いを尊重し、心の底からの思いを言語化し、上司・部下・同僚と語り合うことで「自らやってみよう」という内発的動機が高まり、生き生きとやりがいを持って働きながら、高いパフォーマンスを発揮できるのです。
Thought Leadership 04終身知創

ライフイノベーションも青銀共創も、その根底に不可欠なのは常に学び続ける姿勢です。未来への思いを持って自分の人生と属する組織のイノベーションを実現していくには、大きな夢と広く深い学びがあってこそ。それを実践するのが終身知創習慣です。全世代のだれもが、終身知創習慣を身につけ、人生100年時代を豊かに生き切る。それが、大転換期にある世界で存在感を再構築するために、日本人一人ひとりがなすべき、「学ばない国、日本」から脱皮する最も重要なカギなのです。
一人ひとりの終身知創を日々支援していくことで、活力ある組織、社会づくりを皆さまと実現できると信じています。
Thought Leadership 05青銀共創

人生100年時代・人口減少の時代を迎え、これからの企業の競争力は「青銀共創」のカルチャーづくりにかかっていると言っても過言ではありません。青銀共創力こそが人事部門の戦略的課題になるのです。青(若者)とシルバー(中高年)の住み分けとコラボレーションが社内の日常になる組織風土づくりをいかに早く実現するかが勝負です。
多世代が共存する人生100年時代には、企業組織内でももっと世代を超えて仕事ができる環境が必要です。ベテラン層は長年培ってきた味わいをいぶし銀のように備えています。ベテランの味や経験知を自身の得意技として価値を若い人たちに提供し、両者揃って組織知のエネルギーを全開にして活かし、イノベーションの可能性を広げられます。
年功序列のエスカレーターに乗って時の流れに身を任せ安住するのではなく、誰もが自分の専門を自分らしく磨き、年齢を超えてプロとして協働するのです。
そのためには20代のうちからSECIキャリアモデルに従って、各人の専門とその発展プランを意識し、終身知創を習慣化していくことが重要になります。プロ同士でないと青銀共創は成立しないからです。当社では青銀共創を推進するための組織風土改革のアドバイスを行っています。